とうきょうすくわくプログラム活動報告書 活動のテーマ 「自然」 | ||
テーマの設定理由 保育園の周辺には公園が多く、散歩に行く機会が沢山あり 虫などの自然物に興味が見られた為。 活動スケジュール(2歳児クラス)
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活動①~自然の中で自由に遊ぶ。~実施日10月28日 環境をデザインする ●準備したもの バック、虫かご 探求活動を実施する ●活動内容 自然の中で自由に遊ぶ。虫探しや自然物と触れ合うことを目的として、 戸外で探索活動をした。 ●活動中の子どもたちの様子(姿、声、子ども同士や保育者との関わり) ・虫の声や歯が風に揺れる音、石が落ちる際に出る音に気付き、 耳を澄ましていた。 ・石を拾っているうちに形や質感、色の違いに気づき、選びながら 拾っていた。 ・てんとうむしを見つけると、数名が集まり強引に捕まえようとする子に 対して、優しく接した方が良い等のやりとりがあった。 ・草が風に触れる音や、鳥の鳴き声に耳を澄ましてみたり、石が落ちる 音に気づくと始めは座った状態だったものが、もっと高いところから 落としたらどんな音だろうと試す姿があった。 ・石を拾ってうちに形や質感、色の違いに気づき「恐竜の卵みたい」などと 観察をしながら拾っていた。その様子を見て、他の子も興味を持ち「キラキラきれい」と光る石探しが始まった。 中には石をバックに入れていくうちに重さを感じたようで、全てを捨てる子もいた。 | ||
振り返りを踏まえた気づき 11人で活動を行ったり、河川敷という広い範囲だった為、全員の声に耳を傾けることが難しい部分もあったが、石を拾う中で、質感などの違いに気づいたり、そこから他児への興味となり、新たな発見へとつながっていた。 ・自然物に実際に触れることで、形や色、質感の違いに気づき、又、様々な音があることを知り、興味を持っていた。 ・言葉掛けによる気づきが多かったので、なかった場合はどのような姿が見られたのか気になる。 | ||
活動② ~自然物で遊んでみる~ 実施日11月12日 テーマの設定理由 自然物の質感や音に興味を持つ姿が見られた為 環境をデザインする ●準備したもの 落ち葉、小石、木の実、小枝、芋のつる ダンボール、ビニール袋、廃材、 ・室内にシートを敷き、自然物を配置する。廃材等は始めから出さずに、様子により出す。 外の様子が気にならないようカーテンを閉める。玩具等が気にならないよう目隠し等をする。 探究活動を実施する ●活動内容 色々な自然物に触れ、探索活動をすることを目的として室内で遊んだ。 ●活動中の子どもたちの様子 (姿、声、子ども同士や保育者との関わり) ・欠席が多かった為、5名1グループで活動を行った。 ・前に行った芋ほりの経験から、友だちと芋のつるを引っ張り合い、楽しんでいた。 「うんとこしょ、どっこいしょ」と掛け声をかけ盛り上がっていた。 ・つるが壁に偶然ぶつかり音がすることに気づき、友だちに知らせて一緒にわざと音を鳴らしていた。又、つるが短すぎるとぶつけにくく、音が鳴らないことに気づく子もいた。 ・落ち葉を放り投げて舞ちらし、繰り返し様子を楽しんでいた。 ・どんぐりを拾い集めることに夢中になっていた。手にもちきれなくなると、ダンボール箱に集め始め、中で転がったり音がすることに気づく様子も見られた。 ・割れ目のあるどんぐりを見つけ、皮むきを始める子がいた。他児も気づいて興味を示し、それぞれが剥こうと必死になり始めた。 ・ヒントにより石で叩いてみたり大人につぶしてもらったり、又、滑らないように葉で押さえながら石で叩く等、しばらく試行錯誤を繰り返していた。皮がむけると「中から白の出てきた」等と友だちや保育者に知らせていた。 | ||
振り返りを踏まえた気づき ・前回の反省を踏まえて極力言葉掛けを控えてみると、子ども自身での発見や気づきが出て来たり、友だちに共有して一緒に試してみる姿が見られた。 芋づるの引っ張り合いは白熱し、危険な動きになりそうな事もあり、言葉掛けのタイミングを迷ったが、激しい動きになったことで壁にぶつかり音が鳴ることに気づけた。 ・廃材やビニール袋は使うタイミングがない程、殆ど自然物のみで50分て程度の長い時間夢中で楽しめていた。落ち葉を踏みしめて音を鳴らす、廃材に仕分けする等の予想とは全く違う発見や気づきが見られ、大人が主導しなくても、こんなに夢中で楽しめるのだと改めて気づかされた。 ・欠席が多く半数のみだった為、別グループで行っていたら、どんな気づきがあっただろうと気になる。 | ||
活動③ ~むいてみよう、中を見てみよう~ 実施日12月16日 環境をデザインする ●準備したもの どんぐり、花のつぼみ、木の小枝、ピーマン、玉ねぎ 蓮根、白菜、ダンボール、ピーラー、包丁、絵の具 ・室内にシートを敷き、テーブルの上に自然物や野菜を置く。 探究活動を実施する ●活動内容 ・自然物や野菜等に触れ、剥いてみたり中をみたりして探究活動をすることを目的として、室内で遊んだ。 ●活動中の子どもたちの様子 (姿、声、子ども同士や保育者との関わり) ・導入は全員で行い、その後5名と4名の2グループに分かれて、2部屋でそれぞれに活動した。 (Aグループ) ・前回の経験から、どんぐりの皮をむくのに夢中になる子、玉ねぎの皮に夢中になる子など、それぞれに素材を見つけ、しばらく黙々と行っていた。 ・友だちが白菜をむいているのに興味を示し、3名で一緒に剥き始めると「冷たいね」と感触に気づいた子がいて、お互いに触りっこをしたり頬に当ててみる等して確かめていた。又、握るようにしてつぶしてみる子もいて、筋にも気づいていた。結局最後まで3名ですべてを向いていた。 ・ピーマンを剥いてみようとするができないことに気づき、あれこれ触ってみるうちに、力が入って潰れると「中見えた!」と発見し、友だちや保育者に知らせていた。他児も興味を示し見てみると「中になにか入ってる」と見つけていた。 ・そのうち1名は指先で触ると種がポロポロと取れてくることに気づき、しばらく熱中して種取りをしていた。 ・玉ねぎの皮むきに夢中だった1名は、皮を全てむくと白い部分はむかず、皮を拾い集めてパラパラと散らして楽しんでいた。 ・むいた皮や細かくなった野菜を元々入っていたダンボールに集め、料理のように盛り付け、楽しんでいる子もいた。 ・保育士からの言葉掛けでピーマン、蓮根、玉ねぎを包丁で切ってみせると↓ ・真似してカップ等を使い、玉ねぎを切ってみる子がいた。 ・1名は料理を連想し「パパとママとカレー作った」と言いながら切ったり、容器に入れて混ぜたりして楽しんでいた。 ・もう1名は汁が飛んで目が染み、涙が出てきていた。 ・ピーマンの断面から再度種に興味を示し、ポロポロ落としていた。 ・蓮根の断面を触り「固い」とつぶやくと、穴に指をつっこんで潰してみていた。糸が引くのを見て「なんか・・」と困惑した表情をしていた。 (Bチーム) ・白菜の葉をむいたり、玉ねぎの皮をむくことにすぐに取り掛かっていた。 ・玉ねぎの皮をむく際に涙が出ることが分かり、それでも目をこすりながら皮をむいていた。(途中で何度か手と目を洗った) ・大きな木の枝を包丁がわりに白菜を叩いたり、切ろうとする姿が見られた。 ・大きな木の枝が人気であったので、次回は何本か用意をしてもよかった。 ・1名は白菜の芯が見えるまで葉を剥くことに集中しており、葉は全てダンボールに山のようにして入れていた。 ・蓮根同士を合わせるとネバネバしたことに気づいていた。 ・ピーマンに指を入れて頭を取ると、種が沢山出ることに驚いていた。 ・1名のみあまり集中できず、室内の探索を行っていた。 ・カップを出す「ピーマンジュースです」と言い、ピーマンをカップを逆さにしてピーマンに押し付けていた。 ・それぞれの野菜のにおいや感触が気になり、においを嗅いだり、にぎって音を出したりして楽しんでいた。 ・片付けの際はピーマンの小さな種もかき集めて、全てのダンボールに入れ「楽しかったね。」と話していた。 | ||
振り返りを踏まえた気づき ・中を見てみようとして“むく”というよりも、その行為自体が楽しく夢中でむいているようだった。 ・むいたり切ったり、又野菜を目にすることで、料理などの生活に基づいたことを連想し、遊びに発展することが多かった。 ・食材は残ったら何かに活用しようかとも考えていたのだが、予想以上に激しく、細かく使用していて全て廃棄となった。やはり食材は大切なものとして、食材等の別の機会に触れ、探求活動には特に2歳児では他の素材を用意した方がよいと考えた。 ・途中カップ等は少数追加したが、始めに準備したもので今回も40分程探求活動を楽しめていた。野菜の感触やにおい(刺激臭)に気づいて、友だちと共有する姿があり、夢中で楽しんでいた。 ・大人の予想では違う方向に探求活動が広がっていくので興味深かったり、誘導や大人の主導は必要なく、主体的に遊ぶのを見守ることの大切さに改めて気づかされた。 | ||
活動④ ~変化を楽しむ~ 実施日 1月20日 環境をデザインする ●準備したもの ・どんぐり、落ち葉、木の枝(前回より細く短め)、石、小麦粉粘土 ダンボール、ティッシュの空箱、食品トレー、ペットボトル ・室内にシートを敷き、前回より1台多く、テーブルを出した。玩具の棚等は裏返したり目隠しをし、気にならないように配慮した。 探究活動を実施する ●活動内容 ・前回何かに木を刺したり、石で叩いたりしながら形や感触の変化を楽しんでいたので、自分たちで公園で見つけた自然物や廃材、粘土を通して変化を楽しみながら探究活動が行えるようにした。 ●活動中の子どもたちの様子 (姿、声、子ども同士や保育者との関わり) ・前回と同じチームで5名ずつに分かれ、2グループで行った。 (Aグループ) ・前回の活動を思い出してか、入室するとすぐにどんぐりを見つけて皮をむき始める子がいた。 ・廃材に興味を示しプラトレイに自然物を入れて並べ「お寿司屋さんです」と言ったり、空箱をいくつも積み重ねて「これでお菓子作るの」と言って楽しんでいた。 ・ペットボトルを見つけ、どんぐりや粘土、木の皮等が入るかを黙々と試す子もいた。入らないとわかると、少し小さいものを選んで、また入れようとする等しばらく試行錯誤を繰り返していた。又、その程度で粘土にペットボトルの口の跡がつくことを発見したようだった。 ・小枝気に入った子は両手に1本ずつ持ち、粘土を挟んで持ち上げようと試していた。重さや形により上手くいかないものもあり、不思議そうになんどもやってみていた。尚、ペットボトルに入れていた2人は隣同士で時々お互いをみるものの、さほど関わりはなく、自自身の探究活動に夢中であった。 ・空箱に集めていたどんぐりが床にこぼれると、音や散った感じが面白いようで何度も拾い、集めてはこぼすを繰り返していた。それに気づいた他児も一緒にやり始めると、更に盛り上がり楽しんでいた。 (Bグループ) ・まず初めに粘土に興味を示し、何名かで取り合いになったが、そっと見守っていると1名が上手に粘土を配分し始めた。 ・小さくちぎってペットボトルに入れ、時折ふったりしながら中を確かめ、重さを感じる様子であった。 ・ペットボトルの口が小さい為、小さい枝や小石を選んで中に入れていた。 ・食品トレーやダンボール、箱の中にどんぐりや石を入れ、転がしたり音がすることに気づき保育者に知らせていた。 ・ダンボールの中に大き目の石を入れて「お店です。石屋さんです」と言い1名がお店屋さんを始めると「ください」と2名が一緒になって行っていた。 ・ペットボトルの中に入れたものを小枝を使い、取ろうとする子がいた。 ・枝を折ったり粘土に刺したり、何かをする際に毎回「先生これやってもよい?」と確認する子がいたので、「大丈夫だよ」と話すと、安心した表情で自由に遊んでいた。 ・落ち葉をぎゅっと握りしめ、粉々になると、自分の手の平についた葉のにおいを嗅いだり、細々になった葉をかき集めてまた箱に戻していた。 | ||
振り返りを踏まえた気づき 令和7年度は「自然」をテーマに行った活動でしたが、自然物 →廃材→自然物と子どもたちの興味を元に、色々な素材を使った活動へと発展していきました。特に4回目で粘土は、子どもたちの興味を刺激しペットボトルに小さくちぎって詰めたり、自然物をはさんだりと喜んで遊んでいました。その他にも子どもたち自身が入れ物に小石やどんぐりを入れたことでどんな「音」がするのか、「重さ」はどのくらいなのか…と確かめていることに感心しました。活動をできる限り見守ることで、子どもたち同士で問題を解決したり、素材を譲り合う姿に、「見守ることの大切さ」も実感しました。 | ||
とうきょうすくわくプログラム活動報告書 活動のテーマ 「自然」 | ||
テーマの設定理由 保育園の周辺には公園が多く、散歩に行く機会が沢山あり 虫などの自然物に興味が見られた為。 活動スケジュール(2歳児クラス)
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活動①~自然の中で自由に遊ぶ。~実施日10月28日 環境をデザインする ●準備したもの バック、虫かご 探求活動を実施する ●活動内容 自然の中で自由に遊ぶ。虫探しや自然物と触れ合うことを目的として、 戸外で探索活動をした。 ●活動中の子どもたちの様子(姿、声、子ども同士や保育者との関わり) ・虫の声や歯が風に揺れる音、石が落ちる際に出る音に気付き、 耳を澄ましていた。 ・石を拾っているうちに形や質感、色の違いに気づき、選びながら 拾っていた。 ・てんとうむしを見つけると、数名が集まり強引に捕まえようとする子に 対して、優しく接した方が良い等のやりとりがあった。 ・草が風に触れる音や、鳥の鳴き声に耳を澄ましてみたり、石が落ちる 音に気づくと始めは座った状態だったものが、もっと高いところから 落としたらどんな音だろうと試す姿があった。 ・石を拾ってうちに形や質感、色の違いに気づき「恐竜の卵みたい」などと 観察をしながら拾っていた。その様子を見て、他の子も興味を持ち「キラキラきれい」と光る石探しが始まった。 中には石をバックに入れていくうちに重さを感じたようで、全てを捨てる子もいた。 | ||
振り返りを踏まえた気づき 11人で活動を行ったり、河川敷という広い範囲だった為、全員の声に耳を傾けることが難しい部分もあったが、石を拾う中で、質感などの違いに気づいたり、そこから他児への興味となり、新たな発見へとつながっていた。 ・自然物に実際に触れることで、形や色、質感の違いに気づき、又、様々な音があることを知り、興味を持っていた。 ・言葉掛けによる気づきが多かったので、なかった場合はどのような姿が見られたのか気になる。 | ||
活動② ~自然物で遊んでみる~ 実施日11月12日 テーマの設定理由 自然物の質感や音に興味を持つ姿が見られた為 環境をデザインする ●準備したもの 落ち葉、小石、木の実、小枝、芋のつる ダンボール、ビニール袋、廃材、 ・室内にシートを敷き、自然物を配置する。廃材等は始めから出さずに、様子により出す。 外の様子が気にならないようカーテンを閉める。玩具等が気にならないよう目隠し等をする。 探究活動を実施する ●活動内容 色々な自然物に触れ、探索活動をすることを目的として室内で遊んだ。 ●活動中の子どもたちの様子 (姿、声、子ども同士や保育者との関わり) ・欠席が多かった為、5名1グループで活動を行った。 ・前に行った芋ほりの経験から、友だちと芋のつるを引っ張り合い、楽しんでいた。 「うんとこしょ、どっこいしょ」と掛け声をかけ盛り上がっていた。 ・つるが壁に偶然ぶつかり音がすることに気づき、友だちに知らせて一緒にわざと音を鳴らしていた。又、つるが短すぎるとぶつけにくく、音が鳴らないことに気づく子もいた。 ・落ち葉を放り投げて舞ちらし、繰り返し様子を楽しんでいた。 ・どんぐりを拾い集めることに夢中になっていた。手にもちきれなくなると、ダンボール箱に集め始め、中で転がったり音がすることに気づく様子も見られた。 ・割れ目のあるどんぐりを見つけ、皮むきを始める子がいた。他児も気づいて興味を示し、それぞれが剥こうと必死になり始めた。 ・ヒントにより石で叩いてみたり大人につぶしてもらったり、又、滑らないように葉で押さえながら石で叩く等、しばらく試行錯誤を繰り返していた。皮がむけると「中から白の出てきた」等と友だちや保育者に知らせていた。 | ||
振り返りを踏まえた気づき ・前回の反省を踏まえて極力言葉掛けを控えてみると、子ども自身での発見や気づきが出て来たり、友だちに共有して一緒に試してみる姿が見られた。 芋づるの引っ張り合いは白熱し、危険な動きになりそうな事もあり、言葉掛けのタイミングを迷ったが、激しい動きになったことで壁にぶつかり音が鳴ることに気づけた。 ・廃材やビニール袋は使うタイミングがない程、殆ど自然物のみで50分て程度の長い時間夢中で楽しめていた。落ち葉を踏みしめて音を鳴らす、廃材に仕分けする等の予想とは全く違う発見や気づきが見られ、大人が主導しなくても、こんなに夢中で楽しめるのだと改めて気づかされた。 ・欠席が多く半数のみだった為、別グループで行っていたら、どんな気づきがあっただろうと気になる。 | ||
活動③ ~むいてみよう、中を見てみよう~ 実施日12月16日 環境をデザインする ●準備したもの どんぐり、花のつぼみ、木の小枝、ピーマン、玉ねぎ 蓮根、白菜、ダンボール、ピーラー、包丁、絵の具 ・室内にシートを敷き、テーブルの上に自然物や野菜を置く。 探究活動を実施する ●活動内容 ・自然物や野菜等に触れ、剥いてみたり中をみたりして探究活動をすることを目的として、室内で遊んだ。 ●活動中の子どもたちの様子 (姿、声、子ども同士や保育者との関わり) ・導入は全員で行い、その後5名と4名の2グループに分かれて、2部屋でそれぞれに活動した。 (Aグループ) ・前回の経験から、どんぐりの皮をむくのに夢中になる子、玉ねぎの皮に夢中になる子など、それぞれに素材を見つけ、しばらく黙々と行っていた。 ・友だちが白菜をむいているのに興味を示し、3名で一緒に剥き始めると「冷たいね」と感触に気づいた子がいて、お互いに触りっこをしたり頬に当ててみる等して確かめていた。又、握るようにしてつぶしてみる子もいて、筋にも気づいていた。結局最後まで3名ですべてを向いていた。 ・ピーマンを剥いてみようとするができないことに気づき、あれこれ触ってみるうちに、力が入って潰れると「中見えた!」と発見し、友だちや保育者に知らせていた。他児も興味を示し見てみると「中になにか入ってる」と見つけていた。 ・そのうち1名は指先で触ると種がポロポロと取れてくることに気づき、しばらく熱中して種取りをしていた。 ・玉ねぎの皮むきに夢中だった1名は、皮を全てむくと白い部分はむかず、皮を拾い集めてパラパラと散らして楽しんでいた。 ・むいた皮や細かくなった野菜を元々入っていたダンボールに集め、料理のように盛り付け、楽しんでいる子もいた。 ・保育士からの言葉掛けでピーマン、蓮根、玉ねぎを包丁で切ってみせると↓ ・真似してカップ等を使い、玉ねぎを切ってみる子がいた。 ・1名は料理を連想し「パパとママとカレー作った」と言いながら切ったり、容器に入れて混ぜたりして楽しんでいた。 ・もう1名は汁が飛んで目が染み、涙が出てきていた。 ・ピーマンの断面から再度種に興味を示し、ポロポロ落としていた。 ・蓮根の断面を触り「固い」とつぶやくと、穴に指をつっこんで潰してみていた。糸が引くのを見て「なんか・・」と困惑した表情をしていた。 (Bチーム) ・白菜の葉をむいたり、玉ねぎの皮をむくことにすぐに取り掛かっていた。 ・玉ねぎの皮をむく際に涙が出ることが分かり、それでも目をこすりながら皮をむいていた。(途中で何度か手と目を洗った) ・大きな木の枝を包丁がわりに白菜を叩いたり、切ろうとする姿が見られた。 ・大きな木の枝が人気であったので、次回は何本か用意をしてもよかった。 ・1名は白菜の芯が見えるまで葉を剥くことに集中しており、葉は全てダンボールに山のようにして入れていた。 ・蓮根同士を合わせるとネバネバしたことに気づいていた。 ・ピーマンに指を入れて頭を取ると、種が沢山出ることに驚いていた。 ・1名のみあまり集中できず、室内の探索を行っていた。 ・カップを出す「ピーマンジュースです」と言い、ピーマンをカップを逆さにしてピーマンに押し付けていた。 ・それぞれの野菜のにおいや感触が気になり、においを嗅いだり、にぎって音を出したりして楽しんでいた。 ・片付けの際はピーマンの小さな種もかき集めて、全てのダンボールに入れ「楽しかったね。」と話していた。 | ||
振り返りを踏まえた気づき ・中を見てみようとして“むく”というよりも、その行為自体が楽しく夢中でむいているようだった。 ・むいたり切ったり、又野菜を目にすることで、料理などの生活に基づいたことを連想し、遊びに発展することが多かった。 ・食材は残ったら何かに活用しようかとも考えていたのだが、予想以上に激しく、細かく使用していて全て廃棄となった。やはり食材は大切なものとして、食材等の別の機会に触れ、探求活動には特に2歳児では他の素材を用意した方がよいと考えた。 ・途中カップ等は少数追加したが、始めに準備したもので今回も40分程探求活動を楽しめていた。野菜の感触やにおい(刺激臭)に気づいて、友だちと共有する姿があり、夢中で楽しんでいた。 ・大人の予想では違う方向に探求活動が広がっていくので興味深かったり、誘導や大人の主導は必要なく、主体的に遊ぶのを見守ることの大切さに改めて気づかされた。 | ||
活動④ ~変化を楽しむ~ 実施日 1月20日 環境をデザインする ●準備したもの ・どんぐり、落ち葉、木の枝(前回より細く短め)、石、小麦粉粘土 ダンボール、ティッシュの空箱、食品トレー、ペットボトル ・室内にシートを敷き、前回より1台多く、テーブルを出した。玩具の棚等は裏返したり目隠しをし、気にならないように配慮した。 探究活動を実施する ●活動内容 ・前回何かに木を刺したり、石で叩いたりしながら形や感触の変化を楽しんでいたので、自分たちで公園で見つけた自然物や廃材、粘土を通して変化を楽しみながら探究活動が行えるようにした。 ●活動中の子どもたちの様子 (姿、声、子ども同士や保育者との関わり) ・前回と同じチームで5名ずつに分かれ、2グループで行った。 (Aグループ) ・前回の活動を思い出してか、入室するとすぐにどんぐりを見つけて皮をむき始める子がいた。 ・廃材に興味を示しプラトレイに自然物を入れて並べ「お寿司屋さんです」と言ったり、空箱をいくつも積み重ねて「これでお菓子作るの」と言って楽しんでいた。 ・ペットボトルを見つけ、どんぐりや粘土、木の皮等が入るかを黙々と試す子もいた。入らないとわかると、少し小さいものを選んで、また入れようとする等しばらく試行錯誤を繰り返していた。又、その程度で粘土にペットボトルの口の跡がつくことを発見したようだった。 ・小枝気に入った子は両手に1本ずつ持ち、粘土を挟んで持ち上げようと試していた。重さや形により上手くいかないものもあり、不思議そうになんどもやってみていた。尚、ペットボトルに入れていた2人は隣同士で時々お互いをみるものの、さほど関わりはなく、自自身の探究活動に夢中であった。 ・空箱に集めていたどんぐりが床にこぼれると、音や散った感じが面白いようで何度も拾い、集めてはこぼすを繰り返していた。それに気づいた他児も一緒にやり始めると、更に盛り上がり楽しんでいた。 (Bグループ) ・まず初めに粘土に興味を示し、何名かで取り合いになったが、そっと見守っていると1名が上手に粘土を配分し始めた。 ・小さくちぎってペットボトルに入れ、時折ふったりしながら中を確かめ、重さを感じる様子であった。 ・ペットボトルの口が小さい為、小さい枝や小石を選んで中に入れていた。 ・食品トレーやダンボール、箱の中にどんぐりや石を入れ、転がしたり音がすることに気づき保育者に知らせていた。 ・ダンボールの中に大き目の石を入れて「お店です。石屋さんです」と言い1名がお店屋さんを始めると「ください」と2名が一緒になって行っていた。 ・ペットボトルの中に入れたものを小枝を使い、取ろうとする子がいた。 ・枝を折ったり粘土に刺したり、何かをする際に毎回「先生これやってもよい?」と確認する子がいたので、「大丈夫だよ」と話すと、安心した表情で自由に遊んでいた。 ・落ち葉をぎゅっと握りしめ、粉々になると、自分の手の平についた葉のにおいを嗅いだり、細々になった葉をかき集めてまた箱に戻していた。 | ||
振り返りを踏まえた気づき 令和7年度は「自然」をテーマに行った活動でしたが、自然物 →廃材→自然物と子どもたちの興味を元に、色々な素材を使った活動へと発展していきました。特に4回目で粘土は、子どもたちの興味を刺激しペットボトルに小さくちぎって詰めたり、自然物をはさんだりと喜んで遊んでいました。その他にも子どもたち自身が入れ物に小石やどんぐりを入れたことでどんな「音」がするのか、「重さ」はどのくらいなのか…と確かめていることに感心しました。活動をできる限り見守ることで、子どもたち同士で問題を解決したり、素材を譲り合う姿に、「見守ることの大切さ」も実感しました。 | ||